2008年7月4日金曜日

相手の立場に立って考える

休暇の家族旅行の予定を立てる際に、
現地で友達に会うスケジュールを優先しようとする僕を見て、


「私と一緒に何がしたいかを、まず、考えてほしい。」

涙と共に静かに出た家内の言葉は、僕の胸に染みとおりました。

 ああ、こんなにつらい思いをさせていたんだな。

 いつもそばに居てくれる。そして、それが当たり前のことのように思っていました。 

どこかに行くのに、誰か他の人にも会えたらいいな、と欲張ってしまい、その人の都合に合わせることを、無意識のうちに家内に求めていたのでしょう。 
家でも、職場でもいつも顔を見ているので、家内と一緒に過ごしている時間は長いと自分では思っていました。
休暇のときもどこかに一緒に行って、同じ時間を過ごせれば、と思っていましたが、それは僕の一方的な考えだったのです。

 家内は、プライベートの時間は、自分を、そして、子供たちを、まず見つめてほしい。
そして、誰かの都合に合わせるのではなく、家族水入らずで妨げられない時間を過ごしたい、と思っているのでしょう。

 相手の立場に立って考える。

それは、自分と相手が違う人間である以上、自然とできることではありません。

 相手の立場に立つためには、相手が何を考え、想っているのかを、話し合うことによって知ることから始まります。それを繰り返すことによって、相手の考え、想いを推測できるようにしていく。

そして、その推測が間違っていないかどうかを、話し合うことによって確認する。

それを繰り返すことによって、相手の考え、想いがわかるようになってきます。


それができて初めて、相手の立場に立って考えることができるようになるのでしょう。


 家族の時間をどうすごすのか、家内とよく話し合って、自分の中で当たり前に思っていることを、家内の立場に立って考え直して行こうと思います。

 今回のことで、家族の時間を考え直す良い機会となりました。

家内に、感謝、です。

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